スーパーマーケットの24時間営業メリット・デメリットを副社長が考察
私たちの生活になくてはならない「スーパーマーケット」
様々な思考や工夫を凝らしたお店作りが店舗ごとに行われています
そんな中、スーパーの営業時間もその店その店によって違います
開店・閉店時間が決まっているお店の中でも、
曜日によって営業時間が変わるお店もあります
もちろん、1日中稼働している24時間営業のお店もあります
巷では24時間営業の有無について語られていますが、
今回は『スーパーマーケットの24時間営業のメリットとデメリット』について
ファインズたけだの副社長が考察していきます
利便性を求めて行き着いた先が「24時間営業」
しかし、利便性という「光」がある一方
「影」もあります…
目次
24時間営業のメリット
メリット①:いつでも開いているという安心感
24時間営業の最大のメリットといえば
「いつでも開いているという安心感をお客様に提供できる」という点でしょう
コンビニですら24時間営業を見直すところが出てきている昨今、
「24時間開いている」とお客様に認知されているお店は
集客するのにかなりのアドバンテージがあります
「いつでも開いている」という安心感をお客様に提供できることで
「深夜帯の緊急時にはあの店を利用しよう」
「早朝、食べ物を調達しにあの店に寄ってみよう」
などと思ってもらうことができます
メリット②:立地によれば独り勝ちできてしまう
主に、田舎の方のスーパーマーケットに多いのですが、
「24時間営業のお店が一軒しかない」
「深夜も開いているお店といえばあのお店しかない!」
このようにお客様が捉えてくれれば
地域でそのお店が独り勝ちできてしまいます
また、都市部の方でも
繁華街の中にはコンビニや飲食店などがたくさんあるケースが多いですが
その中に一軒だけ24時間営業のスーパーがあるという場合もそのお店の独り勝ちともいえます
コンビニにはできない品揃えができるのがスーパーの強みなので
繁華街の中に一軒だけあるスーパーはかなり繁盛します
私も一度だけ繁華街にあるスーパーに勤めた経験があります
もちろん24時間で売れる商品なども
他の店舗と違い、かなり特徴的なスーパーでした
スーパーマーケットが行っている工夫を副社長が紹介している記事はコチラ
メリット③:深夜帯や早朝に働きたい方にマッチング
フレックスタイム制や本業とは別に副業等に従事するなど
様々な働き方がある昨今、
24時間営業であれば働きたい方々のニーズに幅広く対応することができます
時給が高い深夜帯で稼ぎたい方や早朝の品出しなどをしてお小遣い稼ぎをしたい方
人によって働きたい時間も様々です
24時間営業によって
雇用創出に一役買うことができ、地域・社会貢献の一環にもなります
メリットいっぱいですね!
次は24時間営業のデメリットについて
紹介していきます…
24時間営業のデメリット
デメリット①:深夜帯の運営が大変
24時間営業の店舗は、そうでないお店が開店していない時間帯に
営業しているのが特徴のひとつです
つまり、深夜帯や早朝も営業しているということになりますが
スタッフの賃金が割増になります
人件費がかかるということです
深夜帯でも賑わっているお店であれば良いのですが、
田舎などの人気がないところで24時間営業していると
時間帯の売り上げが悪く、人件費が重くのしかかってきます
経営者は店舗の利便性だけ見るのではなく
昼間・夜間のトータルで採算が合うのかどうかを
見極めなければなりません
昼間と夜間で一人当たりの人件費が違います
経営者は人件費について
シビアに考える必要がありますね!
デメリット②:深夜帯に働くスタッフのケアが必要
夜間に仕事をするのは慣れてない方にとって重労働になります
初めて深夜帯などの夜間で勤務するスタッフには、
店舗運営者は心がけてケアしていく必要があります
また、昼間と違い夜間の店舗はスタッフを減らして運営していきます
人手が少ない夜間を狙うなどの犯罪があることが懸念されます
スーパーではないのですが、
かつて深夜のコンビニで一人体勢をとっていた店舗スタッフが
犯罪に巻き込まれたというニュースを耳にしたことがあります
スタッフの安全を守るためにも
犯罪への対策をしたり防犯のためスタッフを増員したりする必要があります
私も昔、スーパーで深夜勤めをしたことがあります
最初のうちは慣れないこともあって
きつかったのを記憶しています…
デメリット③:騒音に関するご近所トラブル
深夜帯に営業することによって
近隣住民の方々からのトラブルやクレームがあったりもします
具体的には『騒音問題』が挙げられます
深夜も営業しているということは
商品の搬入も深夜に行われることがあるということです
業者の方がトラックで荷物を運んで来るので
多少なりとも騒音があります
スーパーマーケットは生活必需品を提供しているところなので
住宅街に店舗が立地しているところも多いです
いくら深夜帯で、物音に気をつけているとはいえ
音を立てずにスーパーを営業することは不可能です
特に深夜帯に関しては騒音について
ご近所の方々の理解を得ることが必要になります
店舗近隣の方々のとトラブルは
できるだけ避けたいものです…
騒音問題は24時間営業店舗に限らず
全てのお店で気をつけていきたいところです
まとめ
『スーパーマーケットの24時間営業』についてまとめていきます
- いつでも開いているという安心感がある一方、店舗運営が大変(人件費等)
- 立地さえ良ければ儲かる可能性があるが、近隣住民の理解を得るなどの共存が不可欠
- 深夜や早朝に働きたい人の雇用創出になるが、それに伴ってスタッフのケアが必要になる
スーパーの24時間営業の有無についての議論が
これからもあるかもしれませんが、
ファインズたけだはこれからも
9時開店の22時閉店でございます!